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葬儀のこと葬儀のこと

葬儀は昔と今では変化しているか?
また、どのような変化を感じているか?

 葬祭業に関わる多くの者が葬儀の変化を感じています。
 具体的な変化として寄せられた声で大多数を占めたのは、「葬儀規模が小さくなった」というものです。昔と比べご近所とのつながりが希薄になり、近隣の方々の参列が減ったこと、「家族だけで送りたい」という希望を受け、勤務先等の関係においては弔問を見合わせることが多くなったことなどが考えられます。さらに没年齢が上がることに伴って、故人の生前のお付き合いが少なくなり、友人・知人の参列が減っている。喪主自体も退職していて付き合いが少なくなっているという事も理由でしょう。つまり、故人とのつながり・遺族とつながりのある外部の方々の参列が少ない葬儀が増えているのです。
 「お客様の宗教観の変化・宗教離れ」という変化を指摘した組合員もいます。「無宗教での葬儀を希望され、葬儀の形式・形態が変わった」というもの。あるいは「宗教者との付き合い方がわからない」といったこともあります。以前なら宗教者をよく知る家族・親族や近所の方がいて、葬儀はもとよりそれ以後のことについても助言してくれたものでした。前述の葬儀の縮小化にも関わって、そうした助言者が入らない葬儀になっているとも言えます。「うちは信心がないから、宗教と切離れた生活になっている」とおっしゃるお客様も増えましたが、仏壇や神棚などが家にあればそれだけでも日常生活と宗教はつながっている訳です。日々の生活の中でどのように宗教と関わって生きていくのかが皆様にとっての課題かもしれません。
 「葬儀社のサービスが過剰になってきている」という変化も挙げられました。「遺族の人たちが本来担うべき役割まで葬儀社が代行してしまっている」という点、「祭壇のデザインが結婚式のようになっている」など、何のための葬儀なのか、誰のための葬儀なのかという原点を見つめなおす必要がありそうです。
 葬儀そのものの変化以外にも、事前相談など葬儀社とのつながりが早い時点から始まるようになったことや、インターネットを使って葬儀社とのつながりができるようになったなど、お客様と葬儀社との接点が昔とは異なってきているという意見もありました。

設問1:葬儀は昔と今では変化しているか?また、どのような変化を感じているか?
遺族にはどのような姿勢(気持ち)で
葬儀に臨んでほしいか
葬儀社社員はどのような姿勢で葬儀に臨むべきか
設問2:遺族にはどのような姿勢(気持ち)で葬儀に臨んでほしいか 設問3:葬儀社社員はどのような姿勢で葬儀に臨むべきか

 この2つの問いへの最多回答は「故人と家族の間の思い出を大切にする」というキーワードで括られるものでした。葬儀の打ち合わせの際に、お客様と葬儀社とで、どのような葬儀を作っていくのかのイメージはできるだけ共有されなければなり ません。そして、そのイメージは故人の人生(生き方)をご遺族から聞き出すことでしか作れません。故人が多くの方々に関わりながら生きてこられたのなら、その関わった方々とのお別れの意味も葬儀には必要になってくるでしょう。葬儀をきっかけに、故人の知り合いの人たちと遺族との今後のお付き合いについても考えた葬儀を企画しなければなりません。あるいは、家族との時間をとても大切にした方であるのなら、葬儀においても家族の想いが前面に出る式になるように私たちも努力します。
 どのような場合においても、故人と遺族の思い出・故人の人生を聞き取りながら、その思い出を大切にできる葬儀を作っていきたい、また故人と過ごす最後の時間にたくさんの思い出を掘り起こしてほしい、それが私たちの気持ちです。
 「全てを葬儀社任せにしないでほしい」という回答には、葬儀の現状が象徴されています。お客様の葬儀に関する知識不足、葬儀社側の過剰なサービス、それらが相俟って葬儀社への依存度が増しているのでしょう。しかし、葬儀の主体は故人と遺族。わからないことがあれば遠慮なく葬儀社・担当者に尋ね、受身ではなく能動的に葬儀に臨んでいくことも必要ではないでしょうか。
 「規模や様式にこだわらない」という意見も葬儀の現状を表しています。以前なら世間体にも配慮すべきとの考えが多く出されたでしょうが、最近では故人や遺族の想いが反映される式を作ることが重視されていて、葬儀社社員もその意識で対応していることは「思い出を大切に」のところで述べたとおりです。
 「喪主だけでなく遺族・親族の意見も大切にすべき」との意見もありました。このことは葬儀そのものよりも、葬儀後の様々なトラブルを回避するために必要であると思います。しかし、現実には葬儀打ち合わせの時間は限られており、その中で遺族・親族全員の思いや意見を聞き取ることは不可能です。事後のトラブルを避けるためには、事前にどのようなお別れ・葬儀をするかということと併せて、葬儀の後、どのように手続きを進めるかといったことについても、あらかじめ家族・親族で話をしておくことが必要だと考えます。
 「葬儀を通して、残った者が改めて生きることを考える場であってほしい」という回答もありました。残った者とは遺族だけではありません。私たち葬儀社社員も亡くなった方のお姿、その生き方・生き様をご遺族から聞き、生きることの意味を日々問い返しています。葬儀とは生きている者にとっても大変重要なものであるのです。

葬儀の打ち合わせを行う際に、一番気をつけるべき点は何か
設問4:葬儀の打ち合わせを行う際に、一番気をつけるべき点は何か(複数回答)

 選択肢に挙げた回答項目は、全て打ち合わせに必要なものですが、その中でも一番重視しているものを問いました。短い打ち合わせ時間の中でお客様に満足いただくために葬儀社が何を大事にしているかということを知っていただこうという趣旨です。
 調査の結果、葬儀社が一番大事にしていることは「顧客との対話」でした。先にも述べたように、お客様との対話を通してしか葬儀のイメージの共有はできないということがその理由であることはご理解いただけると思います。「対話」の次に「マナー・言葉遣い」を重視しているとの回答が多いのは、「対話の手段・技術として」という意味だと解されます。いずれにしても、喪主・遺族の方とのお話無しには葬儀のことは何も決められない、十分な対話無しには納得のいく葬儀は作り出せないということに尽きると思います。しかし、対話をするための打ち合わせ時間は本当に限られたものでしかありません。遺族の想いを対話からしっかりと受け止めようとしても、それが不十分になることもあり得るのです。そうであるなら、時間に余裕があるときに十分な対話をしておくことが大変重要であることはお分かりいただけると思います。「時間に余裕のあるときの対話」とは、事前の家族・親族での話であるし、葬儀社との事前相談に他なりません。

「葬儀はいくらでできるか」との質問に
どのように回答するか?

 「葬儀はいくらでできるか?」
 この質問は多くのお客様から寄せられます。費用の問題は葬儀をする上で大変重要な要素であることが良くわかります。この質問への真摯な回答は「簡単には答えようがない」というものです。これは何もお客様の質問をはぐらかすということではありません。当初より述べているように、「どのような葬儀をしたいのか」というイメージをお客様と共有しない限りは、その費用も具体的には説明できないからです。お客様との対話の中で、葬儀の形式の希望や規模、宗教者とのお付き合いの状況など様々な条件・事情をきちんと把握した上で、初めてお答えできる質問なのです。この質問に対して、「どのような葬儀をお考えですか?」と逆に質問するという回答が多いのはそれが理由です。お客様の希望も聞かず「○○円でできます」と簡単に答えたり、「積立さえしていればそれで葬儀ができます」などと言ったりすることは「まやかし」であるということがわかっていただけるかと思います。

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